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シンガポールに引越しました

タイプーサム

今日は「タイプーサム」という、ヒンドゥー教のお祭りの日でした。
タミール暦のタイ月の満月の夜に行われる、祝祭というより苦行です。
バスに乗っていてたまたまパレードに遭遇し、思わず降りて追いました。
写真を撮るのに夢中で、気づいたら完全に人波に巻き込まれてしまい、
そのまま一緒に、ゴールのスリ・タンダユタパニ寺院まで行進しました。


  

カバディというお神輿を体に乗せ、打楽器のリズムに合わせて歌い踊る奇祭です。
何十もの孔雀の羽や花などの飾りを、安全ピンみたいなもので体に留めます。
カバディは金属製の檻みたいな形をしていて、鉤で!体に!固定します!(キャー)
イケメンが微笑んでるけど、貫通してるし、背中にもぶら下げてるし…(ギャー)
ドラッグと気合い、それに神様への祈りに必死なので、痛くないとか(ウソー)


シンガポールにはインド人街があって、そこと同じ匂いがしました。
香辛料と独特の花の香り、それにインド人の体臭がまざってくらくらしました。
トランス状態の信者達にはさまれて進み、私も刺されないか怯えながら
裸足になって行進して、ゴールでお布施をして、さっき帰ってきました。
ゴール地点で配られた牛乳を、カルバという神様に捧げて、おしまいです。


このパレードが街の中心部を何キロも練り歩くので、今日の交通網はガタガタ。
シンガポールにこんなにヒンドゥーがいたのかと驚く大混雑でした。
満月の夜の不思議な体験でした。