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シンガポールに引越しました

ラマダン

ようやく、パソコンと船便の引越荷物が来ました。
休憩してくださいな、と引越屋さんにお茶をすすめたところ
「今ラマダン(断食月)だから飲めない」と断られました。
4人のスタッフのうち3人が、イスラム教の方でした。


断食と言ってもまったく食べないわけではなく、日中の飲食が禁止されます。
夜明け前と日没後は普通に食事を取っていいらしいのですが、
昼間は水はおろか、敬虔な信者だと唾を飲むことすらしないそうです。


ラマダンをする理由は、Wikipediaなんかには
ヒジュラム(苦難)を理解し、神を畏れる気持ちを強くする
・貧しい人への施しの気持ちを持つ
などが挙げられています。それもまぁあるでしょうが、実際は
皆で苦行を共にすることで、結束感のようなものを高め
信仰心をより強いものによう、という目的もあるようです。


「世界史で習ったなぁ」程度の宗教儀式が、生活圏内で実際におこっていて
そうか、私は異国にいるんだと、ようやく実感します。
シンガポール人にも出稼ぎの人にもマレーシア系の人は多く、
1ヶ月間、彼らが皆すきっ腹で毎日毎日働いているのかと思うと、
宗教の力は強いのだと、無宗教の私は思うのです。


今日はオチのない日記でごめんなさい。